海外挙式でプロフィールムービーを上映する際の注意点

こんにちは、結婚式ムービーのプリンセスネットです。

近年では日本だけに留まらず、ハワイやグアム、サイパンなどの海外で新婚旅行も兼ねて結婚式を挙げる方が増えてきている傾向にあります。

ちなみに人気地区とその割合は下記の通りです。

1位:ハワイ(全体の66%)

2位:グアム(15%)

3位:ヨーロッパ(7%)

※参照 ブライダル総研 海外ウェディング調査2016調べ

思ったよりヨーロッパが少いみたいですね。

金額もかなりかかりますし、一時期の爆弾テロなどの治安悪化の問題も影響をしているのかもしれません。

知っておきたい注意点

さて本題に入ります。

日本在住の方で海外挙式をする際には、日本国内でプロフィールムービーなど映像の入ったDVDを制作しそれを現地に持ち込むという形になるかと思いますが、この際に気をつけておきたい注意点をいくつかお教えしたいと思います。

※プリンセスネットでは「DVDの形式・仕様」にてご紹介している形式にてご制作をさせて頂いております。

1.リージョンコードについて

リージョンコードとは、DVD・Blu-ray Discやゲームソフトなどが販売および利用される地域(リージョン)の情報を記載した情報(コード)の事です。

これは全世界で全て同じように再生できてしまうと、販売側が価格などを自由に設定できなくなってしまうなどの理由で、設定されているものです。

この情報コードが異なった地域で再生を行おうとした場合、通常通り再生が出来ない現象が起きます。

では日本の海外ではどのようにコードが分れているのでしょうか。

日本と海外ではコードは違うの?

異なります。ちなみに以下のように分かれています。(メインとなく国名のみ記載)

コード0(ALL):全世界共通(コード1~8内に該当するもの全て)

コード1:アメリカ、カナダなど

コード2:日本、西ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、中東諸国など

コード3:東南アジア、韓国、香港、マカオ、台湾

コード4:中央アメリカ、カリブ海諸国、メキシコ、オセアニア、南アメリカ

コード5:アフリカ、インド、モンゴル、北朝鮮など

コード6:中国本土

コード7:予備

コード8:航空機および旅客船などの国際領域での利用など

表のように通常日本で作成したものはコード2で制作されますが、もしアメリカで再生をしようとした場合、再生機器がコード1の物と思って再生をするわけですから、噛み合わず再生ができないといった状況になります。

どうやったら再生できるの?

1.リージョンコードフリーでDVDを制作する

コードフリーであれば全世界共通で再生が可能なので、先程話したようなかみ合わない現象は起きません。

※プリンセスネットではリージョンコード0(フリー)で制作をしております。

2.日本製のDVDプレーヤーを現地に持ち込んで再生する

これであれば、日本国内でいつも通りDVDを再生しているのと同じ環境なので、全く問題なく再生が可能です。

2.放送規格の違い(NTSC・PAL)

次にもう1点注意しておきたいことがあります。

それ放送規格の違いです。

現在主流としてNTSC方式とPAL方式の2種類が存在し、お互いに互換性が無いため、この方式が違う地区で再生を行おうとした場合にも、再生できない現象が発生します。

【エリア別】

NTSC方式:アメリカを中心に、日本・韓国・台湾。フィリピン・中南米(主にブラジルを除く)など

PAL方式:イギリス・ドイツなどの西ヨーロッパ、東南アジア(ASEAN地区)、オーストラリアなど

※プリンセスネットではNTSC方式でのムービー制作となります。(PAL方式不可)

どうしたら再生できるの?

こちらはリージョンコードのようにリージョンフリーというわけには行きませんので、使用するDVDプレイヤーの地域(規格)にあったDVDを制作して持ち込めば、再生が可能です。

まとめ

挙式を挙げる地区によって対応が大きく変わります。

ハワイ(アメリカ)であれば、放送規格は日本と同じなので、リージョンコードフリーで制作すれば問題ありませんが、フィリピンなど東南アジアの場合はそうは行きません。

当日になってプロフィールムービーが映らなかった!などのトラブルを避けるためにも事前に時間を設け対策を練ることで万全の体制で当日を迎えられるようにしましょう♪