プロフィールムービーのコメント、句読点はNG? マナー&気持ちを伝える書き方テクニック

結婚式で使用するプロフィールムービーを制作する際、多くのカップルが頭を悩ませるのが、ムービー内に組み込むコメントの作成ではないでしょうか。特に「お祝いの場では句読点を使ってはいけない」というマナーを聞き、どうすれば良いか迷ってしまう方もいるでしょう。句読点がないと読みにくくならないかなど、不安は尽きないものです。

本記事では、そのようなお悩みを解決するために、プロフィールムービーのコメントにおける句読点の基本的なマナーを解説します。句読点を使わずに読みやすくするテクニックや、シーンごとに使えるコメントの文例も併せてご紹介。この記事を読めば、マナーを守りながら、大切なゲストへ感謝の気持ちをしっかりと伝えられるコメントが完成します。

プロフィールムービーのコメントに句読点はNG?

結婚式のプロフィールムービーでは、コメントに句読点を使わないのが一般的なマナーです。これは、結婚式のペーパーアイテムに共通する「縁起を担ぐ」習慣に基づくもの。句読点には「終わり」や「区切り」といった意味があるため、お祝いの場では避ける傾向があります。ただし、絶対にNGというわけではなく、柔軟に対応されるケースもあります。


<h3id=”index2″>基本ルール:お祝い事では「区切り」や「終わり」を避けるのがマナー

句読点、特に句点(。)は文章の終わりを、読点(、)は区切りを表す記号です。結婚式のようなお祝いの場では、「終わる」「区切る」といった意味合いは縁起が悪いとされるため、句読点を避ける慣習があります。おめでたい出来事が末永く続くように、という願いが込められているのです。プロフィールムービーでもこのマナーを踏まえた表現が好まれます。

句読点なしでも、しっかり気持ちは伝わる!

「句読点がないと読みにくいのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、工夫次第で読みやすく、心が伝わるコメントを作ることは十分に可能です。スペースや改行、言葉の言い回しを工夫することで、句読点がなくても自然で分かりやすい文章になります。次の章では、その具体的なテクニックを紹介していきます。

句読点なしでも読みやすい! コメント作成3つの基本テクニック

句読点を使わずに、読みやすく気持ちのこもったコメントを書くためには、ちょっとしたコツを知っておくと良いでしょう。ここでは、誰でも実践しやすい3つの基本テクニックをご紹介します。マナーを守りながら、ゲストの心に届くメッセージを届けましょう。

テクニック1:スペース(空白)を上手に活用

読点の代わりにスペースを入れることで、自然な区切りを作れます。例えば、「今日は本当に ありがとうございました 皆さんのおかげで最高の一日になりました」というように全角または半角の空白を適度に入れることで、句読点がなくても読みやすさがぐっと高まります。ただし、スペースを入れすぎると逆に不自然になるので、バランスを見て調整しましょう。

テクニック2:改行を効果的に使ってリズムと余韻を生む

句点の代わりに改行を使うことで、リズム感と余韻を持たせられます。文章のまとまりごとに改行することで、視覚的にもスッキリし、印象的なメッセージになります。

例:

「本日はお越しいただき

本当にありがとうございます

みなさまと過ごすこの時間が

一生の宝物です」

ムービーで1画面に表示できる文字数にも限りがあるため、改行の位置は見え方も意識して調整すると良いでしょう。

テクニック3:言葉の言い回しを工夫して句読点を回避

句読点を使わずに自然な文章を作るには、言葉の選び方や文章構成も重要です。「そして」「また」などの接続詞を活用したり、短いセンテンスをつなげたりしてリズムを作るのがポイントです。

例:

「皆さまとの思い出を胸に これからも笑顔で歩んでいきます どうぞよろしくお願いします」

また「ありがとう 感謝しています 大好きです」など、短いフレーズを重ねると余韻が生まれ、印象に残りやすくなります。

【シーン別】句読点なしでも心が伝わる!プロフィールムービーコメント例文集

ここからは、実際に句読点を使わずに作成されたコメントの例文を紹介します。新郎新婦それぞれの立場や、伝える相手に応じたパターンを用意しているので、ご自身の状況に近いものを見つけて参考にしてみてください。

新郎からゲストへの感謝を伝えるコメント例

・本日はお越しいただき 本当にありがとうございます

これからは二人で力を合わせて歩んでいきます

温かく見守っていただけたら嬉しいです

・今日という日を皆さまと迎えられたことを幸せに思います

どうかこれからも変わらぬご縁をよろしくお願いします

・この出会いに感謝しながら 大切な一日を過ごします

皆さま 本当にありがとうございます

新婦からゲストへの感謝を伝えるコメント例

・お忙しい中ご出席いただき 心より感謝しています

皆さまとの思い出は 私の宝物です

・これまで支えてくださった皆さまに

今日この場で感謝の気持ちを伝えられることが幸せです

・笑ったり泣いたり たくさんの思い出を共有できたこと

本当にありがとうございました

二人から共通の友人・知人へのメッセージ例

・いつも私たちを応援してくれてありがとう

これからも変わらず仲良くしてください

・一緒に過ごした時間があったから 今の私たちがあります

心から感謝しています

・今日ここで皆さんと過ごせることを嬉しく思います

今後ともよろしくお願いします

二人の馴れ初めを紹介するパートのコメント例

・出会いは職場の飲み会でした

最初はまさかこの人と結婚するとは思っていませんでした

・趣味の映画を通じて仲良くなり 気付けば一緒にいるのが自然になっていました

これからも笑いの絶えない毎日を重ねていきたいです

句読点を使う場合の考え方と注意点

本来は句読点を避けるのがマナーとされていますが、近年ではあまり厳密に考えすぎず、読みやすさを優先するケースも増えています。特に読点「、」は、長い文章の読みやすさを考慮して使用されることもあります。

またプロフィールムービー全体の雰囲気やデザイン性を重視して、視覚的に整えるために句読点を使うという判断もあります。ただし、年配のゲストやご両親によっては違和感をおぼえる場合もあるため、事前に家族や式場プランナーに相談しておくのがおすすめです。

句読点以外も要チェック! ムービーのコメントのマナー

句読点以外にも、コメント作成で注意したい表現があります。例えば、「終わる」「切れる」「離れる」「戻る」などの忌み言葉は、不幸や別れを連想させるため避けるのがマナーです。また「くれぐれも」「重ね重ね」といった重ね言葉も、結婚を繰り返すことを連想させるため控えるのが無難です。さらに、ゲストが不快に思う可能性のある内輪ネタや暴露話も避けましょう。あくまでもお祝いの場ですので、前向きで温かい表現を心掛けましょう。

まとめ

句読点のマナーや言葉選びの注意点を押さえれば、プロフィールムービーのコメントは自信を持って作成できます。何より大切なのは、ゲストへの感謝と自分たちらしい素直な気持ちです。この記事を参考に、心を込めたメッセージを届けてください。

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