弊社では、今まで2200組の新郎新婦様向けにプロフィールムービーやオープニングムービー、エンドロールムービー、両親への手紙等の制作を行ってきた上で、映像の作り方について様々なノウハウを得てまいりました。一度作ってみないとわからない細かなノウハウがあり、今回その一部を「失敗しない自作プロフィールムービーの作り方」として公開することとしました。
【自作DVDについて】
DVDの形式は一般に市販されているDVDと同じ形式で作成する必要があります。 再生機種との相性によって不具合が出る場合がありますので、映像を作成しましたらできるだけ早く会場設置の再生機器にて問題なく上映できるかどうかの確認が必要です。複数の映像がある場合のDVDの数は、式場の指定で一枚のDVDに格納するか、複数のDVDに分けて制作するかが決まります。
DVDの仕様・形式は以下となります。
メディアは
DVD-R 720 x 480
BD-R 1920 x 1080
USBメモリ 1920 x 1080
オーサリング形式は
DVD-Video形式 / BDMV形式 / USBメモリ:オーサリングなし
アスペクト比(画面比率)は
4:3 / 16:9(いずれか選択)
映像方式・リージョンコードは
NTSC方式(リージョンフリー)※NTSC対応であれば海外でも再生可能です。
ムービーの前後にブランク画面は、映像開始前と終了後に5秒間のブランク画面(黒)を挿入します。
リピート再生について、リピート再生は設定しておりません。映像終了後はメニュー画面に戻ります。
表示範囲(セーフティーゾーン)は、プロジェクターで上映した場合、画面の外側から10%のエリアにおいて表示されない可能性があるため、写真は画面全体の90%以内、コメントやタイトルなど切れては行けない箇所については、読みやすさも考慮して画面全体の80%以内に収まるように作成します。
【現像写真をキレイにデータ化する方法について】
ご自宅のスキャナを使用してデータ化する方法
下記設定でスキャンしてください。※お使いの機種により表記が異なる場合がございます。(写真は1ずつスキャンしてください)
スキャンする際の設定
- 保存形式:JPEG
- 解像度:300dpi以上、もしくは高画質(ファイン)設定
メリット
- 空いた時間でゆっくりとデータ化できる
- 取り込んだデータに汚れや劣化がないかなどの確認ができる
デメリット
- 保存形式や解像度などスキャンする前に設定を行う必要あり
スマホアプリでデータ化する方法
無料アプリの「フォトスキャン by googleフォト」を使用してデータ化する方法です。
注意
スマホのカメラ機能を使って自宅で簡単にデータ化することができる便利なアプリです。 少し癖があるので、慣れるまでに時間がかかったり、光の反射や撮影時の角度により写真が歪んでしまったりなどもあるので、もともとこのアプリを使ったことがある方や空いた時間に少しずつデータ化していきたい人におすすめです。
手順
アプリをダウンロードする
ダウンロード先:フォトスキャン by Google フォト
- アプリの手順に従って、4つの白丸をなぞる
- 出来上がり
※当アプリは弊社サービスではございませんので、トラブルに関しての責任は負いかねます。お客様ご自身で判断の上、ダウンロードください。また、アプリの使用方法等のご案内もいたしかねますので予めご了承ください。
カメラのキタムラなど写真屋さんに持ち込んでデータ化
カメラのキタムラなどの店頭においてあるプリントサービス用の端末を利用してデータ化する方法です。
現像写真を持ち込むだけで簡単にデータ化が可能です。
「紙・写真をCDにデータ保存」サービス(基本料550円+1枚110円)でデータ化が可能。(所要時間:約1時間)
パソコンを持っていない場合は、更に「スマホデータ転送サービス」(1枚目550円、2枚目以降110円)を利用することで、スマートフォンに画像データを取得できるので、写真データの提出をスマートフォンでお考えの方には非常に便利です。(所要時間:最短15分)
スキャンする際の設定
- 保存形式:JPEG
- 解像度:300dpi
コンビニ設置のコピー機でデータ化
全国のセブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなど大手コンビニチェーンに常備設置してあるコピー機のスキャン機能を使用してデータ化する方法です。(写真は1枚ずつスキャンしてください)
24時間作業が可能で1枚あたり30円でデータ化が可能です。ただし、店舗によってプリンターの機能や能力に差があるため、キレイにデータ化できない場合もあり。ただ24時間使えるといったこともあるので、一度使ってみて判断するのもいいかも。
スキャンする際の設定
- 保存形式:JPEG
- サイズ:写真L版
- 解像度:300dpi以上、もしくは高画質(ファイン)設定
【著作権に抵触する可能性のある素材について】
≪ご使用できない素材の一例≫
- インターネットから許可なくダウンロードされたお写真、ロゴなどの画像データ(式場・勤め先も含む)
- 新聞紙や雑誌(ご自身が写っている場合も)
- テレビ画面を撮影した写真や過去に放送されたテレビ映像
【コメントについて】
大まかな目安で申し上げると大体30文字程度までが推奨です。できればなるべくコメントはコンパクトにして頂ければ、写真もコメントもゆっくりと観ることができるので、ゲストのことを考えるとそのように意識してコメント分を考えていただければと思います。
結婚式では、忌み言葉といって「別れや終わりを連想させる(忙・切れる・去る・離れる・忘れる・絶えるなど)言葉や繰り返しを連想させる重ね言葉(度々・重ね重ね・再びなど)」などを縁起が悪いということで使用を避けるという慣習があります。(最近では気にされない方も多いですが…)
コメントのみのシーンで黒背景でテロップのみ出したいなどの場合もあります。
外国人のお客様のために、日本語と英語、中国語やハングル等との併記もあればお客様も喜ぶことと思われます。
【楽曲について】
ISUM楽曲に登録されていないフリーの楽曲ついては、CD等の販売はされてない場合で会場様より上映するにあたってCDを持ち込むように言われた場合は、著作権フリー証明書(ライセンスを取得している楽曲であることの証明書)を発行してもらう必要があります。
ISUMに未掲載の楽曲は著作権上DVDに収録が行なえません。その場合は、音楽に合わせて無音でDVDを制作して頂き、当日会場で原盤CDと同時再生して上映して頂く事となるかと思います。但し、この方法を取る場合は、トラブルを避けるためにも、事前に会場が対応できるのかどうかを必ずご確認ください。またこの場合、DVDに音楽は録音されておりませんので費用はかかりません。
ISUM楽曲の使用は登録された映像制作会社に許可されており、会場様によっては、ISUM楽曲使用許可証の提示を求めてくる場合がありますので、登録された映像制作会社に許可証の発行を求める必要があります。