こんにちは結婚式ムービーのプリンセスネットです。
今日はより感動的なプロフィールムービーを制作する上で重要となってくる、写真選びについてのポイントを説明していきたいと思います。
プロフィールムービーを制作において、写真選びの工程は一番重要と言っても過言ではありません。 いくらクオリティーの高い編集や構成をしたとしても、一番ベースとなる写真の選び方が悪いと、完成度がぐっと落ちてしまいます。プロフィールムービーを作る前に、正しい写真の選び方について確認しておきましょう。
まずはじめに
写真はサイズの大きい高画質の素材を選ぼう
小さいサイズの写真を選んだ場合、画面のサイズに合わせて引き伸ばして画像を表示させる必要が出てくるため、せっかく選んだ写真でも画質が低いとぼやけて画像が表示され、「何の時の写真?」「顔がよく見えなくて残念だった」などゲストに思われてしまうことになりかねません。
せっかく悩んで選んだ写真なのですから、ゲスト全員にしっかり見ておらえるように画質に関してもなるべく大きい高画質の素材を集めるように心がけて写真選びを行いましょう。
サイズってどのくらいあればいいの?
弊社で推奨しているサイズは以下のとおりです。以下のサイズよりも小さなサイズの場合は、会場の環境にもよりますが画像が不鮮明に映る可能性があるので、注意したいです。
特に会場のスクリーンで映像を映した場合、パソコンやスマートフォンではしっかりと見えていた写真が、いざ映してみるとよく見えなかったなんてこともありえるので、その点も考えて大きなキレイな写真を選ぶように心がけましょう。
ちなみにですが、ここ2~3年最近のスマートフォン端末などで撮った写真はおそらく2000px以上あるはずですので、問題なく仕様ができるかと思います。
【推奨サイズ】
縦横いずれかのサイズが2000px以上
※1000ピクセルを下回る場合は、荒く表示される可能性が高いためお取替えの相談をしております。
参考)2000px以上のサイズの写真を使い、ブルーレイで表示した場合
ブルーレイですら思ったより色味がはっきり出ないなぁと感じることもあります。
画像のサイズってどうやったらわかるの?
スマートフォンでの確認方法は以下のとおりです。
写真選びのポイント(基本編)
生い立ちパート
成長過程がわかるような写真選びをする
サンプル映像でも分かる通り、プロフィールムービーの写真選びを行う上で一番重要とされるポイントは、写真が成長過程順に並んでいるということです。これがバラバラになってしまうと、見ている方も混乱して分かりづらいので、まずはこの順番を守ることが一番重要なポイントと言えるでしょう。
まずは使用できる写真の枚数を確認しつつ、写真を期間別に振り分けてみましょう。
大体は以下のように振り分けるのが一般的です。
・乳児期(1歳未満)
・幼少期(小学校入学まで)
・小学生
・中学生
・高校生
・大学生、専門学生
・社会人
大きく分けて7グループくらいです。
次にバランス良く上のグループに該当する写真を選んでいきましょう。
プリンセスネットでは「新郎10枚・新婦10枚・二人10枚の計30枚」がスタンダードな枚数なので、この枚数を基に説明をしていきたいと思います。
上記の枚数の場合は、まずはグループ毎に1枚ずつ写真を選んでいきましょう。
生い立ちの写真はわかりやすさが大事
一目でなんの写真家が分かる写真のほうが、初めて見るゲストにとっては楽しみやすいです。生い立ちで使用する写真は一目で何の写真なのか(いつごろどこのどんなシーンなのか)がわかる写真を選ぶようにしましょう。(コメントが状況解説になってしまうとあまり楽しいムービーにできないので)
選ぶ際にどんな写真を選んだほうがいいのかを参考までにいくつか挙げてみました。
乳児期(1歳未満)
・生まれた当時の写真(病院)
・お宮参り、初節句などの行事 ※両親や親戚が一緒に映っているものがベスト
幼少期(小学校入学まで)
・親や兄弟と一緒に写っている写真
・おじいちゃんおばあちゃんと一緒に映っている写真
・仲良しの友達と映っている写真
・七五三や幼稚園などの行事
・家族旅行など思い出深い写真
小学生・中学生・高校生
・入学式、卒業式での写真
・運動会、修学旅行での写真
・部活、クラブ活動等の写真(一目で何の部活なのかわかるもの)
大学生・専門学生
・入学式や卒業式の写真
・成人式での写真
・学校の友達との写真
・サークルでの写真
・バイト先での写真
・旅行先での写真(卒業旅行など)
社会人
・飲み仲間など友達との写真
・同僚や職場での写真
飽きられないような工夫も忘れずに
先程挙げたような人生の節目節目の写真を織り交ぜることで、完結にわかりやすく成長過程を伝えることが出来ます。ただし、単調な構成だと見ているゲストも人間ですので、だんだんつまらなく感じて来てしまうのは無理もありません。
そうならないように制作する側も工夫しながらしていくことが大事です。
(工夫その1)同じような写真はあまり連続させない
入学式や卒業式など行事ごとは年代ごとに複数回あります。また節目といった意味では一番写真として残っている可能性が高い場面でもあります。ただ、このような写真ばかりを使ってしまうと展開が単調になってしまいがちです。足が早かったからといって運動会や部活の写真ばかりを使ったり、同じ友達と映っている写真を何回も使用したりしないで、1枚毎に写真の雰囲気が変わるような、ゲストが見ていて飽きないような展開を心がけて写真選びを行いましょう。
それでも難しい場合は、アングルの違うシーンを組み合わせたり、雰囲気の変わる写真を挟むことによって、観ていて楽しい構成にすることも可能です(*^^*)
アレンジ例)小学校から大学まで野球部だった新郎のケース
コメント例)小学国から野球をはじめました
コメント例)高校では憧れの甲子園に出場!!
コメント例)念願だったホームランボールを母にプレゼントできました
うまく絞れない場合はその当時一番力を入れていた順に決めていくのもポイントです。
例)
1.小学校は学校で一番足が早かったので、運動会の写真は小学校の場面で使う
2.中学は部活がメインだったので、部活は中学の場面で使う(高校で同じ部活だった時)
3.部活も頑張ったけど、大学受験を凄く頑張ったおかげで合格できたので、塾や学校行事の写真を使うなど
(工夫その2)成人してからの写真はあまりたくさん使わない
新郎新婦の生い立ちはあくまで二人の成長を振り返る場面がメインです。社会人になってからの友達や同僚との写真もたくさんあって使いたくなる気持ちはわかりますが、できるだけ生い立ち部分に写真を多く使えるよな写真配分を心がけて選ぶようにしましょう。(成長過程と思い出を振り返るのがメインですので)
二人パート(馴れ初めパート)
いつもの二人が感じられるような写真を
二人パートは二人の関係性、すなわち2人らしさを出していくことがポイントです。
もちろんストーリーとして出会うきっかけから交際・結婚までの道筋を紹介していくことは大事ですが、場面としては一番自由な写真選びが許されるところでもあります。
普段見せないくらいはしゃいでる写真だったり、ふざけて爆笑している写真なんかもGood!
2人はこんなに幸せですって報告するくらいの気持ちになって、色んなシーンの写真をたくさん使いましょう。そうすれば、ゲストも楽しく見てくれますし、2人だけのオリジナル感たっぷりのプロフィールムービーにすることができるでしょう。
※特にエンドロールを予定していない場合は…
サプライズも含めてゲストとの写真をたくさん使いましょう。
見つけたゲストは「あっ!自分だ!」って驚くと同時に嬉しくなりますし、同時に感謝の気持ちも伝わりますよ。
写真選びのポイント(応用編)
明るめで見やすい写真を選ぼう
写真を選ぶ際に大事になってくる点が、画像の見やすさです。
一概に見やすい写真と言っても難しいと思いますが、例であげると以下のような写真が見やすい写真と呼べるでしょう。
背景(風景)が鮮やか
やはりムービーにおいてコントラストというものは非常に大事です。
全体が暗めの写真ばかりだと、どこで撮った写真なのかもわからないし、まずもって認識できるまで時間がかかります。またそういう写真が多く並んでいると、いかにコメントや構成を凝らしたとしても、見ている側は「なんか暗めの写真ばっかりだったね」という印象しか残らなかったりします。
こうならないように、全体的な色味も考えながら、写真選びをしていくことも重要です。
背景が鮮やかなおすすめムービー
ゲストと写っている写真をたくさん使おう
兄弟や両親、友達など数人で映っている写真はたくさん使いましょう。
写真の雰囲気も一人のものより断然伝わりやすいし、コメントもアレンジしやすいです。
またゲストが数多く登場するムービーはやはり盛り上がります。
クラス写真(数十人程度)にはズームがおすすめ
数人程度で映っている写真は、そのままでも問題ありませんが、クラス写真など数十人が1枚に映っている写真を使用する場合は、本人がどこに写っているのかを探すのは至難の業です。
(1枚の表示時間が8秒程度の時間しか使えないため)※全体が6分で写真30枚使用の場合
使用する場合は、所見でもどこに映っているのかが分かるように、本人へのズームを付けて表示するようにしましょう。
※このくらいのサイズ感でもできればズームをかけて本人位置がわかるようにしてあげたほうがいいでしょう
プリクラやチェキは少なめに
プリクラやチェキなどの場合、普通の写真よりも写真自体が小さいため(解像度も小さいため)、大画面で映した時に荒い画像になってしまいがちです。
1枚や2枚程度ならさほど問題ないですが、前後の写真とのバランスを考えると、余計に見づらい写真だったと印象を持たれる可能性が高いと言わざるを得ません。
せっかく綺麗なムービーを作るのであれば、なるべきならこれらの素材を使わないで制作することをオススメ致します。
写真の詰め込みすぎに注意
写真をたくさん使いたいからと言っても詰め込みすぎないように注意しましょう。
(大体1ムービー8分くらいが限度)
写真が多すぎて映像が長くなってしまうと、観ている側も退屈に感じてきてしまいます。
予め各パートの写真枚数を決めておいて、ダラダラと無駄に長くなってしまわないように気をつけましょう。
まとめ
合言葉は「みんなに楽しんでもらえるように」
いかがでしたでしょうか。
実際にプロフィールムービーを制作した経験者という立場も含めて、プロの目線でアドバイスを書かせて頂きました。
上記はアドバイスであり、絶対に守らないといけないというわけではありません。
大事な事は楽しく観てもらえるようなムービー作りを心がけること。
ご年配から同世代までも含めて、全員が楽しく観てもらえるように工夫をしてムービー作りをしていくようにしましょう。