余興は?引き出物は?国際結婚の結婚式事情をチェック

オリンピックの余韻が残る中、先日、卓球日本代表の福原愛選手と台湾代表の江宏傑選手との結婚が話題になりましたね。アスリートに限らず、今や国際結婚は珍しくありませんが、日本での結婚式はどのような形なのでしょうか?

国際結婚に気をつけたいポイント特集

ムービーに力を入れて、余興は極力少なく!

海外から駆け付けてくれるお客さまのことを考えると、挙式・披露宴の費用や時間は有効に使いたいものです。招く側としては来てくださった方と、たくさんお話をしたいでしょうし、ゲスト側からしたら2人の顏を見て、お祝いの言葉を直接届けたいと思うはずです。心を通わせられる充実した時間を過ごしたいと思うのなら、余興をコンパクトに収めるというのもひとつの方法。

また、余興で面白いと思うポイントは両国で異なるため、共感できず、場がシラケてしまうこともあるようです。ただし、母国語のコメントやプロフィールムービーなどは、新郎新婦の人柄だけでなく、文化の違いや見たこともない景色が写し出されることが多いため、お互いの親族や友人にとても好評のようです。

ご祝儀はお互いどうするべき?

ご祝儀そのものがない海外の招待客には、かさんでしまう費用を考慮してお祝いをいただかないケースが多いのだそう。その代わり、引き出物はちょっとしたプレゼントのみにするとか。一方、日本側のゲストには一般的な儀礼に基づいて、ご祝儀を頂戴し、引き出物はきちんと用意するようです。

ちなみに合理的に考えられがちな会費制は、国によっては「ケチ」と思われることも…。無料で結婚パーティーに参加できるヨーロッパ圏の方々には要注意ですね。

会場がどこの国になろうとも、お互いの国に合わせた婚礼を交わせるように準備してあげることは、招待客に対して過度に気を遣わせることのない、新郎新婦ができる、とても大切なおもてなしかもしれません。

引き出物&プレゼントは何がいい?

お互いの招待客へ別々の引き出物をお渡しするのは心苦しいという方は、日本側のゲストと同じ物を選びましょう。引き出物は日本特有の風習のため、外国の方に非常に喜んでいただけます。焼き菓子ひとつとっても、日本のスイーツはとてもおいしいようで、クオリティの高さに驚かれることは間違いありません。

また、風呂敷や扇子、お茶碗、油取り紙、お化粧品など和物というだけでも日頃見かけることのない品々ですから、きっと満足していただけるはずです。ただし、帰りの荷物になるような大きな物や重たい品は避けた方が無難かもしれません。

思い出に残る式にすることが大事

いざ国際結婚!となると一緒になってからの生活をイメージし、楽しいことや不安なことを考えがちですが、まず挙式や披露宴の計画を練りましょう。とはいえ、みんなに祝福してもらうとても素敵な1日。ゲストの方々に対する日頃の感謝の気持ちを込めて、私たちと一緒に思い出に残る式にしていきましょう。