女性ボーカル曲特集|花嫁を輝かせる人気曲と選び方を解説

結婚式の中でも、二人の生い立ちや馴れ初めを紹介するプロフィールムービーは、ゲストが楽しみにしている演出の一つです。そのムービーの印象を大きく左右するのがBGM。どのような曲を選ぶかによって、会場の雰囲気は感動的にも、明るく楽しいものにも変わります。中でも女性ボーカルの曲は、花嫁の繊細な気持ちに寄り添い、会場を温かい雰囲気で包み込みます。

しかし、数ある楽曲の中から「これだ!」という運命の一曲を見つけるのは、意外と難しいものです。この記事では、プロフィールムービーのBGM選びに悩む花嫁さんに向けて、女性ボーカル曲が持つ魅力から、選曲の基本的なポイント、そして具体的なおすすめ曲リストまでをたっぷりとご紹介します。ぜひ参考にしてください。

プロフィールムービーに女性ボーカル曲を選ぶ3つの魅力

プロフィールムービーのBGMとして、なぜ女性ボーカル曲は多くの花嫁さんに選ばれるのでしょうか。そこには、男性ボーカルやインストゥルメンタルにはない、女性ボーカルならではの特別な魅力があります。ここでは、その魅力を3つのポイントに絞って解説します。

魅力1:花嫁の心境に寄り添う歌詞と歌声

女性ボーカル曲の多くは、女性目線の恋愛観や、家族・友人への感謝の気持ちがストレートに描かれています。そのため、新婦パートで自分の生い立ちを振り返る際や、新郎への思いを伝えるシーンで、花嫁自身の心境と歌詞がリンクしやすく、深い感情移入を誘います。優しく繊細な歌声や、時には力強くも温かい歌声が、写真や映像だけでは伝えきれない花嫁の思いを代弁し、ゲストの心にまっすぐ届けてくれるでしょう。

魅力2:会場全体を華やかで優しい雰囲気で包み込む

女性ボーカルが持つ特有の華やかさや、声の持つ柔らかな響きは、結婚式というお祝いの場にぴったりです。しっとりとしたバラードであれば会場を感動的な雰囲気で満たし、明るいポップスであればハッピーで温かい空気を作り出します。感動的なシーンはもちろん、楽しい思い出を紹介する明るいシーンにも自然にマッチし、ムービー全体の雰囲気をコントロールしやすい点も大きな魅力です。

魅力3:おしゃれで洗練されたムービーを演出しやすい

「ありきたりなムービーにはしたくない」「自分たちらしいセンスを表現したい」と考えるカップルにも、女性ボーカル曲はおすすめです。邦楽のR&Bや、洋楽のポップス、ジャズなど、おしゃれで洗練されたサウンドの楽曲が豊富にそろっています。こうした曲を選ぶことで、プロフィールムービーが一気に垢抜け、まるで映画のワンシーンのような仕上がりに。ゲストの印象にも強く残り、二人のセンスの良さをアピールできるでしょう。

プロフィールムービーの曲選び【5つの基本ポイント】

素敵な女性ボーカル曲を見つけても、結婚式のプロフィールムービーで使用するには、いくつか押さえておきたい基本的なポイントがあります。ここでは、後悔しない曲選びのための5つの重要ポイントを解説します。

ポイント1:歌詞の内容をしっかり確認

BGM選びで注意したいのが「歌詞の内容」です。メロディーがどんなに素敵でも、歌詞が別れや失恋をテーマにしている曲は、結婚式の場にはふさわしくありません。特に洋楽は、聞き心地の良いラブソングだと思っていても、和訳を確認すると意外な内容だったというケースも少なくありません。事前に和訳をチェックし、歌詞の意味を理解した上で選びましょう。両親への感謝の気持ち、二人で歩む未来への希望、ゲストへの想いなど、ポジティブでハッピーなメッセージが込められた曲を選ぶことが基本です。

ポイント2:ムービーの構成やテーマ・雰囲気に合わせる

プロフィールムービーは一般的に「新郎パート」「新婦パート」「二人のパート」の3部構成で作られます。それぞれのパートの雰囲気に合わせてBGMを選ぶのがおすすめです。例えば、新郎パートは爽やかな曲、新婦パートはしっとりとした感動的な曲、そして二人のパートでは壮大なラブソング、といった形で曲調を変えると、ムービーにメリハリが生まれます。ムービー全体のテーマ(「感動」「面白い」「おしゃれ」など)を先に決め、そのテーマに合った曲を選ぶと、統一感のある仕上がりになるでしょう。

ポイント3:著作権の手続きが必要

結婚式で市販の楽曲をBGMとして使用する場合「著作権」と「著作隣接権」の手続きが法律で義務付けられています。この手続きを個人で行うのは非常に複雑で困難なため、結婚式で利用する楽曲の著作権を管理している一般社団法人音楽特定利用促進機構、通称「ISUM(アイサム)」の利用が一般的です。

ISUMのデータベースに登録されている楽曲であれば、所定の申請料を支払い、正規の手続きを踏むことで、結婚式での利用が可能になります。ムービー制作を業者に依頼する場合、その業者がISUMに登録しているかを確認しましょう。式場が提携している業者であれば、基本的には問題なく手続きを進めてくれます。自作する場合でも、ISUM登録業者に申請を代行してもらうことが可能です。著作権フリーの音源や、友人に作ってもらったオリジナル楽曲を使用する場合は、この手続きは不要です。

ポイント4:新郎新婦二人の想い出の曲や好きな曲を取り入れる

二人にとって特別な意味を持つ曲は、プロフィールムービーをよりパーソナルで感動的なものにしてくれます。初めてのデートで聴いた曲、プロポーズのときに流れていた曲、二人でよくカラオケで歌った曲など、思い出の曲を選ぶことで、その当時の気持ちが蘇り、ゲストにも二人のストーリーがより深く伝わるでしょう。ただし、どちらか一方の好みだけに偏らないよう、二人でしっかり話し合って決めることが大切です。また思い出の曲であっても、歌詞の内容や曲調が結婚式の場にふさわしいか、客観的な視点で判断することも忘れないようにしましょう。

ポイント5:ゲストの年齢層や好みを少し意識する

プロフィールムービーは、二人のためだけのものではなく、ゲストに感謝を伝え、楽しんでもらうためのものでもあります。あまりにもマニアック過ぎる曲や、特定の世代にしか分からないような選曲は、一部のゲストを置いてけぼりにしてしまう可能性も。もちろん、二人の個性を表現することは素敵ですが、祖父母や親戚、会社の上司など、幅広い年齢層のゲストが出席することを少し意識して、多くの人が心地よく聴けるような、耳なじみの良い曲を選びましょう。

心に響く女性ボーカル名曲リスト<邦楽編>

感謝の気持ちを伝えたい新婦パートや、二人の愛の軌跡を振り返る感動的なクライマックス。そのようなシーンには、心に染みるメロディーと歌詞がぴったりです。ここでは、涙を誘う邦楽の女性ボーカル曲を厳選してご紹介します。

  • Superfly「愛をこめて花束を」
  • DREAMS COME TRUE「未来予想図Ⅱ」
  • いきものがかり「ありがとう」
  • 手嶌葵「明日への手紙」
  • Kiroro「未来へ」
  • Bank Band with Salyu「to U」
  • 絢香「にじいろ」
  • JUJU「やさしさで溢れるように」
  • aiko「カブトムシ」
  • 宇多田ヒカル「花束を君に」
  • MISIA「Everything」
  • Little Glee Monster「ECHO」

笑顔溢れる女性ボーカル人気曲リスト<邦楽編>

ムービーのオープニングや、二人の楽しい思い出を紹介するパートでは、会場全体がハッピーな気持ちになれるような、明るくポップな曲を選びましょう。手拍子が起こるような、笑顔溢れる人気の邦楽女性ボーカル曲をご紹介します。

  • 木村カエラ「Butterfly」
  • Perfume「チョコレイト・ディスコ」
  • LiSA「紅蓮華」
  • 大塚愛「さくらんぼ」
  • YUI「CHE.R.RY」
  • chay「あなたに恋をしてみました」
  • AKB48「恋するフォーチュンクッキー」
  • E-girls「Follow Me」

センスが光る女性ボーカル曲リスト<洋楽・邦楽>

「定番もいいけど、自分たちらしいおしゃれな雰囲気を出したい」。こだわり派のカップルには、洗練されたサウンドが魅力の楽曲がおすすめです。洋楽・邦楽問わず、プロフィールムービーをワンランクアップさせる、センスの良い女性ボーカル曲をご紹介します。

  • Taylor Swift「Love Story」
  • Katy Perry「Firework」
  • Carly Rae Jepsen「Call Me Maybe」
  • Ariana Grande「Problem ft. Iggy Azalea」
  • Beyoncé「Crazy in Love ft. JAY Z」
  • Alicia Keys「If I Ain’t Got You」
  • Rihanna「We Found Love ft. Calvin Harris」
  • Sade「By Your Side」
  • iri「Wonderland」
  • あいみょん「マリーゴールド」

BGMと映像をシンクロさせる感動演出テクニック

素敵な女性ボーカル曲を選んだら、次は映像との組み合わせ方を工夫してみましょう。BGMと映像を効果的にシンクロさせることで、ムービーの感動はさらに深まります。ここでは、すぐに実践できる具体的な演出テクニックをご紹介します。

シーンやパートごとにBGMの雰囲気を変えてメリハリを出す

前述の通り、新郎パート・新婦パート・二人のパートでBGMの雰囲気を変えるのは、ムービーにメリハリを生む定番のテクニックです。例えば、新郎パートでは友人と楽しむ姿に合わせてアップテンポな曲を、新婦パートでは家族への感謝を込めてしっとりとしたバラードを、そして二人のパートでは未来への希望を感じさせる壮大な曲を選ぶ、といった構成が考えられます。一曲を通しで使う場合でも、Aメロ・Bメロ・サビといった曲調の変化に合わせて、表示する写真のテイスト(子ども時代、学生時代、社会人など)を変えることで、視覚的な変化を付けられます。

曲の盛り上がりと映像のクライマックスを合わせる

音楽には、聴く人の感情を高ぶらせる「サビ」や「Dメロ」といった盛り上がりの部分があります。曲のクライマックスと、ムービーの中で見せたい感動的なシーン(プロポーズの瞬間や、二人にとっての思い出の場所の写真など)を合わせることで、感動を最大限に引き出せます。映像編集ソフトを使えば、曲のイントロ部分を短くしたり、アウトロをフェードアウトさせたりして、写真の枚数やコメントの長さに合わせて曲の長さを調整することも可能です。

プロに相談してワンランク上の音響演出を実現

「自分たちで編集するのは難しい」「さらにクオリティにこだわりたい」という場合は、プロの力を借りるのがおすすめです。プロフィールムービーの制作会社には、映像と音楽をシンクロさせるノウハウが豊富にあります。使いたい楽曲や表現したい雰囲気を伝えれば、適切なBGM編集を提案してくれるでしょう。また意外と見落としがちなのが、結婚式当日の音響です。事前に式場の音響スタッフと打ち合わせをし、会場の広さやスピーカーの性能に合わせた音量調整をリクエストしておくことで、ゲストが心地よく聴ける音響環境を実現できるでしょう。

まとめ

プロフィールムービーを彩る女性ボーカル曲は、花嫁の心に寄り添い、会場を温かい感動で包み込む力を持っています。曲を選ぶ際は、歌詞の内容やムービーの構成、著作権などを確認する基本ポイントを押さえることが重要です。この記事でご紹介した「心に響く名曲」「笑顔溢れる人気曲」「センスが光る曲」のリストを参考に、二人の物語にぴったりの運命の一曲を見つけてください。

著作権の手続きが心配な方や、膨大な曲の中から自分たちにぴったりの一曲を選ぶのが難しいと感じる方は、ぜひプリンセスネットにご相談ください。経験豊富なスタッフが、お二人の思いに寄り添い、プロフィールムービー作りをお手伝いします。